2011年1月18日


要望書


中野区区長 田中大輔殿

リサプラ32+
(中野区環境リサイクルプラザ利用団体有志)

 
 2011年1月7日、中野区環境リサイクルプラザ(以下、プラザと略)を利用している団体有志が集まり、リサプラの今後を考え行動するため、「リサプラ+」を結成しました。

 1月17日に実施された区の説明会において、2011年6月末をもって中野区環境リサイクルプラザを廃止し、同年7月1日より民間環境事業者に全館を貸与するとの方針が明らかになりました。主な理由として、@過去4年の第三者評価は事業が散発的なイベントに留まり包括的なプログラムに乏しいと指摘A利用が一部のグループに偏っているB区民活動はそれぞれの地域センター改変後の「区民活動センター」で行なってほしいことがあげられました。

 私たちは「ハコモノ」さえあれば環境施策が自動的に推進されるとは考えていません。また、プラザ開設の14年前とは異なり、国の方針としてリサイクルよりもリデュース、リユース優先が既に確立されています。プラザ設置を定めた条例の理念の一部が陳腐化していることは否定できず、何らかのイノベーションを必要としていることは私たちも認識を同じくするものです。

 しかし、残念ながら今回の方針は唐突であり、利用者不在の一方的なものでした。CO2削減に貢献する民間環境事業者への貸与とは謳われていますが、今日の環境問題は低炭素社会実現に留まらず多岐にわたり、その解決には多様な企業だけでなく多様な区民の関与が成否を左右します。

 総合的な環境施策のソフト面での充実に言及しない今回の提案は第一義的には財政的な負担の軽減が主なねらいであり、私たちのような多様なテーマ、例えば、ごみ減量、みどりの保全、食育、環境教育と子育て、地産地消、有機農産物の購入などを掲げて活動する市民グループとの協働を軽視していると言わざるを得ません。私たちグループの活動実績については添付資料をご高覧いただければ幸いです。

 環境施策をこれまで以上に強力に推進し、また、限られた財源と人材を有効に活用していくためには、従来の分野別の枠にとらわれず、行政とNPOなどの市民グループとが連携し「環境と福祉」、「環境と教育」、「環境と産業振興」、「環境と文化」、「環境とまちづくり」など様々な分野を横断的に結んでいくネットワーク機能が何よりも重要です。そのためには、区民の誰もが全区的なテーマの市民活動に容易にアクセスし、情報をキャッチするとともに活動を実感、参加しやすいスペースが不可欠と考えます。

上記の理由によって、私たちは以下の2点を要望いたします。

1. 中野区環境リサイクルプラザの一部に、区民と行政が協働して中野区の環境施策をさらに進めるための市民活動スペースを設置して下さい。

2 中野区がプラザの貸与を予定している環境事業者を選ぶ基準の一つに、「区民との協働」を含めて下さい。


 以上、ご検討のほど、よろしくお願い申しあげます。